◎ガムでの口臭・虫歯予防
 「口臭」が気になってガムを噛む事はないですか? ガムを噛むと口の中に、清涼感が広がり「口臭」が消えたような気分になります。しかし、一般的なガムには砂糖が含まれていて、臭いを消すどころか、ガムの香りと「口臭」が混ざり合い「口臭」を強めてしまう事さえあります。さらに悪い事には、ガムに含まれる砂糖が「虫歯」を作る原因にもなってしまいます。

 ガムを噛んでも「口臭」は消せませんが、「口臭」を予防することや「虫歯」予防の意味では「キシリトール」配合のガムは有効と言われています。



キシリトールとは?

キシリトールは天然由来の甘味料。
 「キシリトール」ガムやタブレットなどの主成分「キシリトール」は、糖アルコールの一種で、5個の炭素を持つ甘味炭水化物です。この甘味炭水化物である「キシリトール」の仲間には、ソルビトールやマルチトールなどがあり、多くの食品に甘みを加える目的で使用されています。

 この「キシリトール」は果物や野菜にも含まれていて、イチゴ(乾燥重量)100gに約0.35g含まれています。その他にもカリフラワーやナス、レタスやほうれん草などにも含まれる成分です。


キシリトールは食品添加物として安全であることが証明されています。
 「キシリトール」は1997年当時の厚生省から食品添加物としての使用が認められました。またアメリカ合衆国の食品衛生安全局では、1日の摂取量を制限しない食品として扱われています。


キシリトールは、虫歯の原因にならないで虫歯を予防する

虫歯の原因にならない。
 「 虫歯」の原因は糖質(砂糖)です。この糖質が、口の中に住むばい菌の一種「ミュータンス菌」によって分解され酸を産生します。この酸が、酸に弱い特徴がある歯の表面の硬いエナメル質を溶かし「虫歯」を作るのです。
 
 しかし、「キシリトール」は砂糖と同じ甘さを持つ甘味料ですが、砂糖とは違い「虫歯」を作る「ミュータンス菌」で分解されても歯の表面の硬いエナメル質を溶かす酸を産生しません。そのため虫歯の原因にはならないのです。


虫歯を予防する
 
唾液の分泌を促す
 「キシリトール」は砂糖と同じ甘味を持つため、口の中に入ると味覚を刺激して唾液の分泌を促します。さらに「キシリトール」入りのガムを何回も噛むことで唾液腺が刺激されて唾液の分泌量が増え、唾液の働きが強くなります。
 
主な唾液の働き
① 唾液には、歯や舌に着いた汚れなどを洗い流す作用の「自浄作用」。
② 抗菌作用を持つ物質ラクトフェリン、リゾチームなどが含まれ細菌の増加を抑える「抗菌作用」。
③ 口腔内をph(ペーハー)6.8~7.0、弱酸性~中性に保ち、細菌の繁殖を抑えて酸性の環境から歯を守る機能の「緩衝作用」。phの数値が低いほど酸性が強く、phが5.5から歯のエナメル質が溶け始めます。
④ 唾液には歯の表面のエナメル質を、補修する歯の成分が含まれています。歯のエナメル質が虫歯菌の一種「ミュータス菌」の産生する酸によって溶(脱灰)かされると、溶けたエナメル質を唾液に含まれる成分で修復(再石灰化)しています。



虫歯の発生や進行を防ぐ
 「キシリトール」は、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の活動を弱める働きを持っています。そして、歯垢(プラーク)を着きにくくする効果と、はがれやすくする効果があります。さらに、歯の「再石灰化」を促す働きもあります。


キシリトール配合製品の種類
 キシリトール配合製品は一般販売されている商品と、歯科医院で販売される歯科専売品があります。歯科専売品は「キシリトール」100%製品です。この歯科専売品は、歯科医院のみでなく楽天などの通販でも販売されています。
 
 「キシリトール」含有量は多いほど良いのですが、一般販売品では「キシリトール」50%未満の商品がほとんどで、キシリトールの含有量が多い歯科専売品の「キシリトール」100%製品がおススメです。また、一般販売されている商品の中では「特定保健用食品マーク」が付いていて、「日本歯科医師会」が推薦している商品をおススメします。


キシリトール配合製品の形状
 一般的な板状ガムや粒状タイプのガム、タブレットタイプなどがあります。


キシリトールの効果的な使い方(摂り方)
 きちんと「歯磨き」をすることが絶対条件です。キシリトールを使用したから「虫歯」にならないと考えて、「歯磨き」が疎かになったら「虫歯」になってしまいますのでご注意ください。

・ 一日量を小分けにして回数を多く使用(摂取)する。(粒タイプガムの場合は、1回に2個を1日に3~5回位)
・ 毎日使用(摂取)する。
・ 食後や間食の後に使用(摂取)する。

※キシリトールは、一度に多く使用(摂取)するとお腹がゆるくなる場合があります。ご注意ください。


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