ニキビについて

ニキビはどうしてできるの?

ニキビの多くは思春期以降に見られ、医学的には『尋常性痤瘡』じんじょうせいざそうと呼ばれます。顔面、胸、背中などにある脂腺しせんの発達した脂腺性毛包にできます。小さなニキビを面皰めんぽう(コメド)といいます。

メカニズムのイラストが変化します。

  • 図ので示した毛漏斗もうろと部位は特にデリケートです。脂腺性毛包の毛漏斗部位は他の毛包よりも太く、深くなっているため、皮脂がたまりやすくなっています。

  • 何らかの刺激により角化が進行すると角質が厚くなり、皮脂の通り道をふさいでしまうため、皮脂が毛漏斗内にたまっていきます。

  • さらに、毛包内に皮脂・角質・毛が混ざったものがたまっていくと、白ニキビと呼ばれている黄白色の閉鎖面皰になります。

  • さらに、内容物がヒフ表面に出てきて毛孔(毛穴)が開き、頂点がメラニン色素によって黒く見える開放面皰(黒ニキビ)になります。

  • 閉鎖面皰か開放面皰が悪化して炎症を起こすと、赤い丘疹や膿泡に変化していきます。炎症により毛包の壁が壊されると赤色丘疹になりさらに膿んで膿泡になります。

  • 悪化したニキビでは、治ったあともニキビ痕や色素沈着が残ることがあります。

ニキビの原因はひとつじゃない。

ニキビができるのには、いくつかの要因が互いに関わりあっています。
内分泌因子による皮脂の排出が増えること、ヒフの中で最もデリケートな部位である毛漏斗の角化が盛んになって毛穴の通り道が塞がれること、この他に遺伝、食事、紫外線、精神的ストレスによる自立神経の乱れや毛漏斗の常在菌など、色々な要素が複雑に絡み合っています。


脂腺性毛包には複数の脂腺があり、その毛包壁は薄く、毛漏斗は太く深い管になって皮脂が貯留しやすい構造をしています。その中にうぶ毛様の未発達な毛が皮表へわずかに突き出ています。
この毛包壁の過角化がニキビ発生に深く関わっています。種々の化学的・物理的(機械的)刺激により毛漏斗部が過角化を起こし、角質で毛孔(毛穴)がふさがれると皮脂は皮表へ出られなくなります。(図1)皮脂と角質、毛が毛包内にたまり面皰がつくられます。



脂腺の働きに影響を及ぼす性ホルモンの分泌が盛んになる思春期頃からニキビができやすくなります。



現代社会では様々なストレスを受けることが多く、これがニキビを発症させたり、すでにあるニキビを悪化させたりすることがあります。過度の緊張、疲労、不眠などによって自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経のバランスが崩れます。するとホルモンのバランスも崩れ、ニキビができやすくなります。

ライフスタイルを見直すことも効果的なニキビの予防になります。
生活の中に潜む原因、あなたも心当たりがあるはず。

ニキビの原因は、皮脂の排出が多すぎるだけでなく、ストレスや睡眠不足、化粧などいろいろな要因が考えられます。このようにニキビは化粧品やその使い方で悪化したり、できたりする場合も多く、正しいお手入れと日常生活の注意によって健康で美しいヒフになれます。

  • 化粧品

    ファンデーション類は固形成分や油脂成分が毛穴に入り込みやすく、皮脂を内部にためやすくするため、面皰をつくる原因となります。マッサージクリームなど油性のクリーム類は、脂肪分が多くなってしまいます。そのうえ、マッサージを行うとそれが刺激になることもあるので、ニキビ悪化の原因となります。

  • 機械的刺激

    頬杖をついたり、髪の毛先が触れたり、マッサージをしたり。知らないうちにお肌に刺激を与えていませんか?日頃何気なくしている行為もニキビの原因になっているかもしれません。日常の小さな癖を見直すこともニキビの予防につながります。

  • 紫外線

    紫外線はお肌の大敵。紫外線を浴びることで、活性酸素が発生しニキビの引き金になることも。日常の紫外線をしっかりカットすることはシミ・シワの予防だけでなく、ニキビの予防にもつながります。

  • ストレス

    現代社会の生活ではストレスはつきもの。しかし、ストレスを溜め込むと、ホルモンのバランスが乱れてニキビができやすくなります。ストレスを上手に発散させて肌に負担をかけないようにしましょう。

  • 食生活

    ビタミン類の欠乏と脂肪・糖質のとり過ぎはニキビの原因となりますので、バランスの取れた規則正しい食生活を送ることが大切です。また、自分でニキビが出やすいと感じた食べ物は控えるようにしましょう。

  • 睡眠、規則正しい生活

    睡眠中は新陳代謝や基底細胞の細胞分裂が活発になるため、質の高い、充分な睡眠はお肌をきれいにします。1日4時間以上の連続した熟睡ができるように心がけましょう。

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