ストレスとニキビの関係!詳しいタイプ別原因と正しい対処方法

大人ニキビの中で割と多いのがストレスニキビです。ストレスの原因は意外なところにたくさん。それがニキビになるメカニズムを知れば、正しい治し方が分かります。ポイントは「自律神経」と「ホルモンバランス」。他にはない決定版です。見逃さないで!

目次

  • 治らない大人ニキビ…それはストレスからきているかも?
  • チェック!あなたはストレスニキビに悩まされていない?
  • ストレスからできるニキビの真相!
  • ストレスでニキビができる基本的な原因
  • ストレスニキビができやすい場所と原因
  • 改善方法1.自律神経を正常に働かせる
  • 改善方法2.薬で治したいなら漢方薬!
  • ストレスを上手に解消して、ニキビとも無縁になろう!

治らない大人ニキビ…それはストレスからきているかも?

急にニキビが増えてしまったり、なかなか治らなかったり。原因不明のニキビに悩んでませんか?スキンケアもちゃんとして、食生活も管理しているのに…。それって、ストレスニキビかもしれません。私、はるこ先生も仕事が忙しい時にそんなニキビがありました。ストレスがニキビに直結するなんてピンと来ないかもしれませんが、ストレスは大人ニキビの大きな原因のひとつとされているんです。

その原因にアプローチすれば治りも早いはず。できてしまうメカニズムを知って、適切な対策をすれば再発も防げます。薬は漢方がおすすめ。もうストレスニキビを繰り返したくない人には、必見のお話です!

チェック!あなたはストレスニキビに悩まされていない?

まずは今できているニキビや頻繁に出てくるニキビがストレスによるものかどうか、チェックしてみませんか?思い当たることがあったら、それがニキビを誘発しているかもしれません。

自分の生活環境が変わったとき

引っ越しなどで自分の生活環境が変わったときに、ニキビがたくさんできたという経験がある人もいるはず。人は基本的に変化を好みません。現状維持をしようとするのが人間の脳の性質です。生活環境の変化が心身に緊張状態を作り出し、ストレスを生じさせてしまうんです。

周囲の人間関係に変化があったとき

新学期や就職、転職、異動などで周囲の人間関係に変化があったときも生活環境の場合と同じく、大きなストレスを受けます。人間の脳は周囲の環境に対し、現状維持をしようとして心身の緊張状態を作り出してしまいます。

なかなか解決できない問題で深く悩んでいるとき

心の悩みもストレスの要因です。恋愛や家族関係、友人とのトラブルや自分の容姿などで深い悩みを抱えていると、そればかりに心がとらわれてしまい、心身は休まることなく疲弊してしまいます。睡眠障害にも陥りやすくなりますが、睡眠中はお肌の修復や再生が行われる大切な時間であり、睡眠不足によって肌のターンオーバーが乱れてニキビができやすくなります。

また、ストレスで精神状態が不安定になると、食生活が乱れたり過度の飲酒などに走りやすくなります。これらは活性酸素を増やす原因になります。活性酸素は肌細胞を壊し、ニキビを悪化させる要因になります。

不規則な生活や夜型の生活が続いているとき

不規則な生活や夜型の生活が続くこともストレスを増やす原因になります。夜の22時から2時の間腸のゴールデンタイムと言われ、腸が排せつの準備をする時間です。この時間に寝ないと腸の活動が十分に行われず、便秘の原因になってしまいます。便秘によって毒素や老廃物がたまると、体調不良や肌荒れを引き起こすことも。体調不良がまたストレスに繋がることにもなりますね。

また、22時から2時の間はお肌のゴールデンタイムでもあります。この時間に十分な睡眠を取ることで肌のターンオーバーが正常に行われるのです。ターンオーバーが正常に働かないと毛穴に皮脂がたまりやすくなり、ニキビができやすくなってしまいます。

ストレスからできるニキビの真相!

さまざまなストレスがニキビを増やす原因になることを見てきました。これを分かりやすくまとめると、次のようになります。

自律神経が交感神経優位になることが根本的な原因!

自律神経には交感神経と副交感神経のふたつがあり、これらがバランスよく働くことで健康状態が維持されています。リラックスしているときは副交感神経が優位に働き、ストレスを感じて緊張状態にあるときは交感神経が優位になります。交感神経が優位になると、脳から副腎皮質ホルモン(アンドロゲン、アドレナリン)が分泌されます。これらのホルモンは皮脂腺を刺激して、過剰に皮脂を分泌します。

交感神経が優位になると男性ホルモン(テストステロン)も分泌されやすくなります。このテストステロンが問題なのは、皮脂細胞の中に入り「I型5αリダクターゼ」という酵素の働きで、その10倍以上も強力な「ジヒドロテスタステロン」という物質に変化してしまうんです。これが皮脂分泌の過剰分泌を招きます。ジヒドロテスタステロンは「IGF-1」と言う角化細胞の成長を促す因子にも働くので、角化細胞(ケラチノサイト)の増殖を促します。そのため、肌の角質層が固くなる角化異常という状態を引き起こしてしまうんです。この皮脂の過剰分泌と角化異常が毛穴を詰まらせ、そこにアクネ菌が増殖することでニキビになっていくのです。

アッキー
女性でも、本来男性ホルモン(テストステロン)は卵巣から分泌されているんですが、男性の10分の1ほどです。交感神経が優位に働きすぎることで、卵巣や副腎から多く分泌されるようになってしまうんですね。

 できやすい場所がある!

ストレスニキビはできやすい場所があります。男性ホルモンの分泌が増える影響でできやすいのが、顎などのフェイスラインや頬です。男子のニキビではよく見かけますよね。鼻の下や口まわりはストレスによる睡眠不足や栄養の偏りで出やすい部分です。これらの場所に出てきたら、ストレスニキビを疑ってみましょう。詳しくは「ストレスニキビができやすい場所と原因」の項目でお話ししますね。

ストレスに対処することによってストレスニキビは改善可能!

ストレスニキビは治りづらいものですが、その原因となっている自律神経を正常に働かせることで改善が可能です。漢方薬の服用で改善できる場合もあります。これらの方法について、詳しくご案内していきましょう。

ストレスでニキビができる基本的な原因

ストレスでニキビができる原因には、心理的要因物理的要因があります。それらのメカニズムについて見ていきましょう。

心理的ストレッサーによるもの

心理的にストレスを引き起こす原因のことを、心理的ストレッサーと呼びます。心理的ストレッサーの例としては、人間関係のトラブル、進学や就職の悩みや家事・育児、仕事の悩みなどがあげられます。多くの人がこれらのうちどれかには悩んだ経験があるでしょう。これらには不安や焦り、いらだち、緊張、怒りなどの感情を伴うものです。

心理的ストレッサーがニキビの原因になるのには、自律神経の働きが大きく関係しています。自律神経は交感神経と副交感神経という正反対の働きをするもので成り立ちます。どちらかが優位の時は片方が劣位というように、そのバランスで健康が保たれています。過度に緊張が続いて交感神経が優位になりすぎることでバランスが崩れ、ニキビになってしまうんですね。


交感神経が優位になる時副交感神経が優位になる時
活動しているときリラックスしているとき
緊張しているとき眠っているとき
ストレスを感じているとき身体が回復しているとき

はるこ先生
交感神経は、主に昼間の活動中に優位に働くんですね。元気に動くために必要な働きです。副交感神経は、主に睡眠中や入浴しているとき、食事中などに働きます。ホッと一息ついてる時ってことですね。

心理的ストレッサーがニキビの原因となる一連の流れ

心理的ストレスを受けてニキビができるまでの一連の流れは、以下の通りです。

  1. 心理的ストレスが溜まり、交感神経が優位となる
  2. 交感神経が優位になると副腎皮質ホルモンや男性ホルモンが分泌されやすくなる
  3. それらホルモンが皮脂分泌を促す
  4. 過剰に皮脂が分泌されることによって毛穴が詰まりやすくなる
  5. ジヒドロテスタステロン(男性ホルモン)の影響によって角化異常もおきる
  6. 毛穴に角質や皮脂がたまり、その中でアクネ菌が増殖することでニキビとなる
アッキー
はるこ先生、まとめてみるとこういうことですね!

物理的ストレッサーによるもの

ストレスは心理的なものだけではありません。現代社会では、物理的な環境刺激でストレスを引き起こすものがとても多いんです。寒暖による影響はそのひとつです。人の体は体温調節機能があり、暑い時は副交感神経が優位になり、血管を拡張します。血行が良くなり、汗をかくことで体温が下がります。これに対し寒い時は、交感神経が働いて血管を収縮させます。体から熱が逃げないようにするためです。寒いと体が縮こまるけど、そういう働きなんですね。通常はこの自律神経がバランスよく働きながら体温を調節しているんです。

でも、異常気象で寒暖の差が激しかったりエアコンが強く効いた部屋に出入りしたりすると、自律神経による体温調整の切り替わりが激しくなって、バランスが崩れてしまいます。

物理的ストレッサーは、このような体にダイレクトなものだけでなく、精神的ストレスを誘発するものもあります。工事現場や隣からの騒音被害、満員電車での苦痛、悪臭などはそのいい例といえます。パソコンの見すぎも目や脳への刺激となってストレスとなります。

はるこ先生
物理的要因も交感神経を優位にしてしまうから、物理的ストレッサーも心理的ストレッサーと同じく、交感神経を刺激し続けることで副腎皮質ホルモンや男性ホルモンの分泌を増やしてしまうんです。

アッキー
だからニキビになるメカニズムは心理的ストレッサーと同じなんですね…

その他ストレスによる影響

ストレスは、ニキビになりやすいさらなる要因を招きます。ストレス解消はうまくやればとてもいい効果が得られるのですが、うまく解消できずに悪い方向に行ってしまう場合も多いのです。次のような状態になった経験はありませんか?

睡眠不足に陥る

精神的なストレスが招きやすいのが睡眠不足です。悩みごとが強いとそれが頭を離れず、夜なかなか眠れないという事態に陥ります。夜は成長ホルモンが良く分泌される時間帯です。その時間に質のいい睡眠を取ることで、お肌は活発なターンオーバーを行います。睡眠が足りないと肌の再生がうまく働かず、毛穴がつまりやすくなります。ニキビができやすくなってしまうわけですね。

便秘になる

睡眠は腸内環境のためにも重要です。腸の活動は副交感神経が司っているので、リラックスして寝ることが大切です。腸はその間に翌日の排せつの準備をしますが、睡眠が足りないことで準備不足となり、十分な活動ができずに便秘となってしまうのです。便秘になると老廃物や毒素がたまり、ニキビの原因になります。

暴飲暴食に走る

ストレスの発散でやりがちなのが暴飲暴食ですね。これが体にいいわけはありません。内臓を疲れさせ、体全体の免疫を下げてニキビのできやすい肌になってしまいます。

ストレスニキビができやすい場所と原因

「ストレスからできるニキビの真相!」で軽くお話ししたようにストレスニキビはできやすい場所があり、その場所により原因が違います。詳しく見ていきましょう。

顎などのフェイスライン

顎は汗をあまりかかない場所ではありますが、皮脂腺が多く分布しています。皮脂腺が多いということは、ホルモン分泌の影響がすぐに出やすいということです。ストレスでホルモンバランスが乱れて副腎皮質ホルモンや男性ホルモンが多く分泌され、皮脂の過剰分泌が起これば、皮脂腺の多い顎にニキビができやすくなるのは当然なんですね。

しかも顎のニキビは治りづらく、厄介です。洗顔の時にあまり注意が行き届かず、洗い残しなどをしやすい場所なんです。乾燥しやすいのに保湿なども不十分になりがちです。頬杖などで無意識に触る機会が多く、手についている雑菌が付着してニキビを悪化させやすいともいえます。

男性の場合は髭剃りなどがニキビを悪化させる原因になります。髭と一緒に肌表面を削ってしまうことで、肌のバリア機能が低下してしまいます。髭剃りのあとの保湿はしっかりとしましょう。シェーバーの雑菌にも要注意。清潔に取り扱ってください。

鼻の下や口周り

鼻の下や口周りもニキビができやすい場所で、見た目も目立つので早く治したいですよね。胃腸が弱ったり、栄養の吸収がうまくできないときにできたりしませんか?胃や消化器はストレスに弱く、その影響がでやすい場所が鼻の下や口周りなんです。

また、顎と同じく皮脂腺が多く分布している場所でもあるので、ホルモンバランスの影響も出てきやすいです。この場所は鼻をかんだり、食事の汚れが付いたりして雑菌がはいる場合や、化粧や髭剃りで刺激があるなど雑菌が付きやすいことから、なかなか治りづらい場所でもあります。

頬は皮脂の分泌が少ない場所ではありますが、そのために乾燥しやすいという問題があります。乾燥肌はニキビの大きな原因になります。ニキビになりやすい人の多くが、顔の水分保持量が少ないとされています。肌のバリア機能が弱ることで、毛穴が詰まりやすくなってしまうのです。また、ストレスで男性ホルモンが多く分泌され、女性ホルモンが減ることで乾燥しやすくなり、これもニキビの原因になります。

ストレスをうけ、暴飲暴食をすると胃腸や肝臓が弱りやすくなります。頬は胃腸や肝臓の影響が出やすい場所なんです。胃腸が弱ることでお肌に栄養素などが行き届かなくなり、肝臓が弱ることで代謝や解毒作用が衰え、肌のターンオーバーが正常に働かなくなります。ニキビができやすくなるというわけですね。

頬は頬杖を突くなど、顎と同じく手で触りやすい場所です。雑菌が付いて悪化の原因になるので、気を付けましょう。寝ているときの寝具の汚れも付きやすい場所なので、清潔に保ちたいですね。

改善方法1.自律神経を正常に働かせる

ストレスニキビの原因は、自律神経が乱れて交感神経が優位になりすぎるから。その解消のためには、自律神経を正常にしてあげればいいんです。すぐにできる方法をお伝えしましょう。

起床時に太陽の光を浴びる

朝起きたら太陽の光を浴びましょう。太陽光を浴びると交感神経が刺激されて脳が目覚め、これまで不規則だった体内時計がリセットされます。活動する時には交感神経が優位になり、休んでいるときに副交感神経への切り替えがスムーズになることで、自律神経がバランスを取り戻していきます。

太陽の光を浴びることは脳内の神経伝達物質であるセロトニンの分泌を促進します。セロトニンは夜になると睡眠を促すメラトニンに変わり、よく眠れるようになります。太陽の光は部屋の中で浴びるよりも、外に出てしっかりと全身に浴びるのをおすすめします。ただし、浴びすぎは禁物。逆に自律神経の働きを弱めてしまいますからね。15~30分ぐらいがちょうどいいです。


はるこ先生
朝の太陽が気持ちいいのって、ちゃんと理由があるんですね。セロトニンは幸福物質と言われているほど心に必要な成分。早起きは三文の得どころか、人生が変わるほどです☆

運動をする

優位になりすぎている交感神経のバランスを戻すには、運動が効果的です。とは言っても、激しい運動は交感神経が活発になってしまうので逆効果。副交感神経を高めることができるのは有酸素運動です。有酸素運動はゆっくりできて、自然な呼吸で酸素をリズミカルに取り入こめるんです。

副交感神経が弱い人は呼吸が浅く、特に吐く呼吸が弱いという特徴があります。リラックスするためには深い呼吸が不可欠。ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなど、やりやすい運動から取り組みましょう。家でちょっとストレッチするだけでもだいぶ違います。

はるこ先生
おすすめはヨガ。ヨガの呼吸法は副交感神経を高めるのにぴったりなんです♪

食事に気を付ける

自律神経の働きは、食事からも影響を受けます。食事で気を付けたいのは次の2点です。

  • ビタミン・ミネラルを積極的に摂る
  • 精製食品(白いもの)を避ける

ビタミンはストレスで欠乏する

ストレスを受けるとビタミンCが不足します。ストレスを感じると、それに対抗するために副腎皮質から「ストレスホルモン」のコルチゾールが分泌されます。コルチゾールは体がストレスに対抗するための作用を発揮するもので、人の生命維持には欠かせないホルモンです。このコルチゾールの合成にビタミンCが必要とされます。ストレスを受けてコルチゾールが多く分泌されると、その合成にビタミンCも大量消費されるというわけですね。さらに抗酸化作用もあるビタミンCはストレスで発生する活性酸素を除去する働きもします。

ビタミンB1ビタミンB6ビタミンB12には神経を正常に保つ作用があり、ストレスからくるイライラを軽くしてくれます。特にパントテン酸自律神経の働きを正常に保つ作用があるビタミン。これらも意識的に摂るようにしたいものです。

肌にもいいビタミン

お肌のためにもビタミンは重要です。ビタミンB2には皮脂の分泌を調整する作用があり、ビタミンB6肌の代謝を高める働きで肌を健康に保ちます。ビタミンAには肌の再生を高め、皮膚の潤いを取り戻してバリア機能を強化する働きがあります。

アッキー
ビタミンB群を多く含む食材は納豆、卵、乳製品、豚肉など、ビタミンCはピーマン、ブロッコリー、キウイなど、ビタミンAはレバー、卵、チーズ、ニンジン、ほうれん草などがありますね。

ミネラルは精神バランスを保つ

ミネラルにもストレスを抑制する働きがあり、不足しないようにしたいものです。カルシウムには精神を安定させる働きがあり、マグネシウム交感神経が働きすぎるのを抑えます。また、ストレスを感じると、肝臓で亜鉛を原料にメタロチオネインという抗ストレス物質が多く生成されます。ストレスに対抗するために、亜鉛を多く摂取することが必要になります。

はるこ先生
カルシウムは魚や乳製品、マグネシウムはしらす干しや大豆製品など、亜鉛は生牡蠣やレバー、牛肉などに多いようね。バランスよく摂りましょう☆

避けたい食品は「白いもの」

白砂糖や白米、精製した小麦粉などは多く摂るのは避けたいですね。でも、これらは食べやすくておいしいのも事実。つい食べ過ぎたりしますよね。精製された白砂糖は消化吸収が早くて、すぐにブドウ糖に変わり血糖値を急上昇させてしまいます。白米や小麦粉も同じく消化が良く、血糖値の上昇を早くします。血糖値が上がるとイライラ物質のアドレナリンが出やすくなりますが、これが分解されることでアドレナクロムという物質が出てきます。このアドレナクロムが体内に多くあるとホルモンバランスが乱れ、自律神経が正常に働かなくなるといいます。

また、小麦粉のグルテンにアレルギー反応を起こす場合があり、その症状のひとつに自律神経の乱れが指摘されています。アレルギーがあると思われる人は、小麦粉を控えるか、グルテンフリーのものを食べるようにしましょう。

はるこ先生
白砂糖の摂りすぎはビタミンやカルシウムを消費してしまう問題もあります。お菓子の食べ過ぎには注意して、砂糖は甜菜糖にする、白米は玄米や胚芽米、小麦粉は全粒粉に、牛乳は豆乳に変えるなどの工夫をしたいですね。

自然の中で過ごす

自律神経を整えるには、自然がたくさんある場所に行ってみるのもおすすめです。森林浴のストレス解消効果は実験でも証明されているほど。森林の多い場所に数日滞在するという実験では、ストレスホルモンのコルチゾールの低下や、副交感神経の高まりが確認されています。

緑の多いところに行くと、ホッとしてリラックスできますよね。これは樹木が発散する香り成分のフィトンチッドマイナスイオンの効果によるもの。脳内にアルファ波が発生し、精神が安定するといいます。

改善方法2.薬で治したいなら漢方薬!

薬で治そうと思ったら、漢方はいかがでしょう。漢方は体質により個人差の出るものだけど、相性が合えばかなりの効果が期待できるんです。

漢方薬のメリット

漢方薬は強い作用のある西洋の医薬品に比べ、多くのメリットがあります。天然の生薬なので体への負担が少なく、副作用の危険性も比較的少ないといえます。今では処方せんに漢方薬を出す病院も増えているほどです。

漢方でニキビに期待できる効果

  • 炎症を抑える・・・体の熱を鎮め、アクネ菌が増殖して炎症を起こしている赤ニキビ以降の症状を抑える
  • 解毒作用・・・代謝が悪く、老廃物や毒素の排出がうまくいかないことで起こる滞りを解消することでニキビの改善、予防する
  • 体内の水分調整・・・乾燥肌になって肌の保護機能が働き、皮脂が過剰に分泌されるのを防ぐ
  • 血の巡りを良くする・・・血の巡りが良くなると皮膚の細胞に必要な栄養素や酸素が運ばれ、肌の正常な再生が行われるようになり、古い角質が溜まりにくくなる
  • ストレスの緩和・・・ストレスが緩和されることで、ストレスで自律神経が乱れ、皮脂が過剰分泌されるのを防ぐ

通常の医薬品は単一の成分なので効果も限定されます。しかし、漢方は5~20種類ほどの生薬の組み合わせで作られているので、複合的な効果が期待できるのです。

どんな漢方がよいか?

数ある漢方薬の中で、ニキビにいい漢方を取り上げてみました。漢方は体質を選ぶので、ご自分の体質に合うものを調べたうえでお試しくださいね。 

柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)

柴胡加竜骨牡蛎湯神経の鎮静作用があり、精神の安定に役立つ漢方薬です。ニキビへの効果を直接うたったものではありませんが、自律神経の乱れを整えてストレスニキビを改善に導きます。10種類の生薬を組み合わせて作られていて、比較的体力のある人向きです。虚弱体質の人(虚証)には向きません。通常の生活ができる人であれば、ほぼ当てはまるようです。

ストレスニキビへの効果

自律神経が整うことで皮脂の分泌が正常になり、ニキビは改善に向かいます。また、ストレスによるイライラは、肝臓の機能も低下させます。肝臓には解毒作用がありますが、機能の低下でそれが弱まると、排出し切れなかった毒素を肌から出そうとしてニキビになりやすいのです。神経を鎮めることで肝臓機能も正常になり、お肌をキレイにしていきます。

生薬の種類

ツムラ漢方柴胡加竜骨牡蛎湯エキスは、1日分2包(3.75g)中に生薬の乾燥エキス2.25gを含有しています。

生薬        効果   配合量
柴胡(サイコ)優れた鎮静効果 2.5g
大棗(タイソウ)滋養強壮、健胃消化、鎮静作用2.0g
半夏(ハンゲ)水分の停滞や代謝障害の改善作用1.25g
人参(ニンジン)滋養強壮や胃腸衰弱の改善、抗炎症作用1.25g
桂皮(ケイヒ)発汗作用、健胃作用、鎮痛作用、解熱作用1.5g
牡蛎(ボレイ)胸腹部の動悸、精神不安、不眠の改善1.25g
茯苓(ブクリョウ)利尿作用、鎮静作用1.5g
竜骨(リュウコツ)精神衰弱や不眠症、神経性心悸亢進症、高血圧の改善1.25g
黄芩(オウゴン)炎症や胃部のつかえ、下痢の改善1.25g
生姜(ショウキョウ)殺菌作用と健胃効果、血液循環の改善、解熱作用
0.5g

商品情報

  • 商品名:ツムラ漢方柴胡加竜骨牡蛎湯エキス顆粒 24包
  • 価格:2,053円 送料無料 
  • 販売元:amazon
ツムラ漢方柴胡加竜骨牡蛎湯                              

当帰芍薬散(トウキシャクヤクサンリョウ)

体力がなく、柴胡加竜骨牡蛎湯が飲めない人にはこちらがおすすめです。この当帰芍薬散冷え性や月経不順のある女性向けの漢方薬です。こちらもニキビを直接の効能にあげていませんが、ニキビに効く漢方薬として定評があるものです。

ストレスニキビへの効果

交感神経が優位になりすぎると男性ホルモンが多くなり、皮脂が過剰分泌されます。当帰芍薬散には女性ホルモンのバランスを整える働きがあり、増えすぎた男性ホルモンを調整することで、過剰になった皮脂分泌も抑えることができます。さらに血行を良くして体を温める作用で肌の代謝もよくなり、ニキビ解消に導きます。

また、生理前はホルモンバランスが乱れ、黄体ホルモン(プロゲステロン)の増加で皮脂の分泌が過剰になりやすい時です。この時期にニキビが増える人にも効果的です。

生薬の種類

ツムラ漢方当帰芍薬散料エキスは、1日分2包(3.75g)中に生薬の乾燥エキス2.0gを含有しています。

生薬      効果   配合量
当帰(トウキ)鎮痛作用、鎮静作用、強壮作用
1.5g
芍薬(シャクヤク)鎮痛作用、冷え症に効果2.0g
茯苓(ブクリョウ)利尿作用、鎮静作用、健胃作用2.0g
蒼朮(ソウジュツ)健胃作用、利尿作用、発汗作用2.0g
川芎(センキュウ)補血作用、月経調整作用、鎮痛作用1.5g
沢瀉(タクシャ)利尿作用2.0g

商品情報

  • 商品名:ツムラ漢方当帰芍薬散料エキス顆粒 64包
  • 価格:3,445円 送料無料
  • 販売元:amazon


加味逍遥散(カミショウヨウサン)

こちらも体力が弱く疲れやすい女性向きの漢方です。更年期障害や生理不順、精神の不安定などの改善を目的に9種類の生薬が配合されています。更年期のイライラや自律神経の乱れに効果があるとされています。

ストレスニキビへの効果

加味逍遥散は精神を安定させる作用で自律神経を調整させるので、ストレスニキビの原因となる皮脂の過剰分泌が改善されます。ホルモンバランスを整え、代謝を良くする作用は肌のターンオーバーを正常にし、ニキビのできにくい肌にしてくれます。

生薬の種類

ツムラ漢方加味逍遙散エキスは、1日分2包(3.75g)中に生薬の乾燥エキス2.0gを含有しています。

   生薬        効果  配合量
当帰(トウキ)鎮痛作用、鎮静作用、強壮作用1.5g
芍薬(シャクヤク)鎮痛作用、冷え症に効果1.5g
茯苓(ブクリョウ)利尿作用、鎮静作用、健胃作用1.5g
蒼朮(ソウジュツ)健胃作用、利尿作用、発汗作用1.5g
山梔子(さんしし)精神安定作用1.0g
牡丹皮(ぼたんぴ)消炎作用、止血作用、鎮痛作用1.0g
甘草(かんぞう)緊張を緩和させる、鎮痛作用、解毒作用0.75g
薄荷(はっか)体を温め新陳代謝を高める作用0.5g
生姜(ショウキョウ)鎮静作用0.5g

商品情報

  • 商品名:ツムラ漢方加味逍遙散エキス顆粒 24包                              
  • 価格:1.845円 送料無料
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アッキー
はるこ先生!漢方薬って効果的な飲み方はあるんでしょうか?

はるこ先生
西洋の医薬品は作用が強く胃に影響を与えやすいので、食後に飲む場合が多いですよね。でも、漢方薬は全く逆です。生薬の吸収をよくするために空腹時に飲むのが基本です。食前30分前か、食後であれば2時間後くらいに飲むのがいいですね。ご紹介したツムラの顆粒であれば、白湯に溶かして飲むと吸収されやすく、香りが刺激になって薬効も高まります。

アッキー
漢方では香りや味なども効果を高める要素とされているそうですね。その点からも、嗅覚や味覚が敏感になっている空腹時に飲むのが理に適っていますね。

ストレスを上手に解消して、ニキビとも無縁になろう!

ストレスニキビにと言っても原因はたくさんあることが分かりましたね。心理的なものや物理的なものを見てみると、ストレスを受けずに過ごすのってかなり難しそうです。ストレス解消って、本当に大切。でも、ストレスが重なって自律神経が乱れてしまったら、ぜひ改善方法を行ってみて。次の4つですよ。

  • 朝、太陽の光を浴びる
  • 運動をする
  • 食事に気を付ける
  • 自然の中で過ごす
はるこ先生
ポイントはリラックスすることね♪
「早くストレスニキビを何とかしたい!」っていう人は 自分の体質に合った漢方薬を試してみてね。