「どんぶりで食べる!具だくさんダイエット」のやり方

0、はじめに

「スープダイエット」と呼ばれるダイエット法はこれまでも存在する。例えば、コンビニで売られているカップスープだけで昼食を済ませるダイエット法や、ダイエット業者が1週間やら1ヶ月やらをまとめて乾燥させたスープの素を販売しこれだけを食べて短期集中で痩せるという方法など。

また、中には脂肪燃焼に利く成分を含んだスープのもとを販売するようなところもある。

ここまで読んでいただいた方はもうおわかりの通り、この「どんぶりで食べる!具だくさんスープダイエット」はこれらの従来のスープダイエットとは別物

 

従来のスープダイエットとの違いは、

違い①―このダイエット法はたくさん食べて空腹感を残さないというもの

違い②―短期集中で行うものではなく、こういった食事を普段の生活習慣にしようというもの

違い③―スープの中に入れる食材に決まりはなく、毎日楽しみながら献立を考えつつ簡単な調理を可能にするもの。味付けも自分や家族の好みに自由に合わせられる

 

ダイエットは食べないこと、ダイエットは我慢して初めて成功するものという呪縛は捨てる。受験勉強をしているときに、テレビを見るのを我慢したら東大に入れるわけではなく、遊びに我慢したら早稲田慶応に入れるわけでもない。東大・早慶とまではいかないまでも、毎日8時間勉強したり徹夜で勉強したら希望校の入れるわけでもない。

 

何事にも効率よく、それでいて苦にならない方法論というものがある。

ここでは「どんぶりで食べる!具だくさんスープダイエット」の基本コンセプトについて述べ、実際上の調理方法については第6章で述べる。

基本コンセプトといっても、実はとてもシンプルで逆に「たったこれだけ?」と思われるほど。


1、基本コンセプト①―スープを飲むのではなくスープを食べるー

鍋の中に食材をたくさん入れ煮る。スープというと飲むというイメージだが、この「具だくさんダイエット」では具材を食べるというのがポイント。

 

入れる食材は野菜やきのこ類、大豆類を中心として構成する。

野菜やきのこ類は低カロリーのため、いくら食べてもカロリー過多になることなく、いくらでも食べていい。大豆類は良質のたんぱく質が摂取でき、しかも脂肪過多・コレステロール過多を心配しなくてよい。


2、基本コンセプト②―スープをどんぶりで食べるのはなぜ?-

なぜどんぶりか。カレーやシチューを入れる平皿でもいいのではないか。

その一番の理由は、どんぶりのように深い皿のほうがスープと食材が冷めにくいから。

なぜ冷めないことにこだわるのか。それは、アツアツだと一気に食べにくくて、ゆっくり食べざるをえなくなるから。

つまり、自分から意識しなくても必然的に一気食いドカ食いを抑えることができ、早食いを防止できるため。

 

よく言われるように、ダイエットにとって早食いは大敵。早食いだと満腹中枢が刺激される前にすでに多くのカロリーを摂取してしまっており、太りやすい人の中には早食いの人がとても多いのが事実。

 

具だくさんスープをどんぶりでアツアツのまま食べると、ひとつの食材を時間をかけて食べることにならざるをえないため、いつもは早食いの人も知らないうちに時間をかけて食べることができるというメリットがある。

 

なお、カレーやシチューではスプーンで食べるのが通常だが、この具だくさんダイエットは再三再四いっているようにスープを飲むのではなく「スープを食べる」ダイエット法。

そのため、スプーンですくって飲むほどのスープはない。

スプーンではなく、お箸で食材をつかんで食べるのが基本スタイル。実は「スプーンを使わない」というのもこのダイエット法にとっては重要なこと。

 

カレーオムライスチャーハン親子丼などではスプーンやレンゲが用いられる。

これらの料理の共通点は、スプーンやレンゲを使って、ご飯主体の柔らかい料理を大口で流し込むように食べることを可能にする点にある。このようなスプーンやレンゲを使う料理はよく噛まないでいい料理であることが非常に多く、噛まないで早食いする人が非常に多い。

 

最近はブログで大食いの店を紹介している人がいるが、そのブログの運営者が食べている大食いメニューはカレーや中華丼、オムライスなどのスプーンを使うメニューが非常に多い(ただしツワモノの注文するカレーはただのカレーではなくカツカレーがほとんど)。それほど日本の大食い好きの方が食べる料理はスプーンと深く関連している。

 

上記のように噛まないで早食いしがちな料理ほど満腹中枢が刺激されにくく、カロリーの過剰摂取となる。だから、この「具だくさんスープダイエット」でもスプーンやレンゲを使うのではなく、あえてお箸を使うことにこだわる。


3、基本コンセプト③―毎食・毎日でなくてもいい!-

この具だくさんスープを食べるのは毎食でなくてもよい。1日1回でも1日2回でもよい。

また、絶対毎日食べなければいけないというものでもなく、ときには気分転換でラーメンを食べたりドリアを食べたりパスタを食べたくなったらそれを食べればいい。

 

要は、歩くことを生活習慣にすることがダイエットに効果的なのと同様、「具だくさんスープ」を食べることを日々の当たり前の生活習慣にするということが重要。

いつも読売新聞を読む生活習慣の人が旅行に行き、そのホテルではいつもは読まない朝日新聞しか読まざるをえなくても、家に戻ったらまた読売新聞を読む。これと同様、別にいつも具だくさんスープを食べないといけないというものではない。

 

なお、体重が減ってその体重を維持するだけで足りる時期に来たら、週3~4回食べるだけでもリバウンド防止に効果あり。


4、基本コンセプト④―スープ以外も食べていい?-

食事でしっかりと満足を得るには「具だくさんスープ」だけでなく、ご飯もあったほうが効果的。

また、具だくさんスープ以外のおかずがあってもいい。

 

ただ、具だくさんスープでそれなりにお腹が膨れるので、ご飯や他のおかずもそんなに食べられない。そうやって総摂取カロリーを抑えられるのがこの「具だくさんスープダイエット」のいいところ。

 

食事でしっかり満足が得られれば、間食に走る衝動を襲われる機会も減り、結果的に摂取カロリーを抑えられる。そのためには腹持ちのいいご飯は最適。

 

*「食べてないのに太りやすい」と言っている人の傾向

世の中には、あまり食べていないのに太っている人がいる。

たしかにそのような人の中には、食事どきに食べる量は少ない人もいる。しかし、食事の量が少ないだけにすぐお腹が空き、ケーキやせんべいなどのおやつを気づかないうちに平気で間食をしている人が多い。

 

また、食事の量は少なくても砂糖に加えバタークリームなどで風味付けがなされ、案外カロリーが高いものを食べている人が多く、量は少なくてもしっかりカロリーを取りすぎている人が多い。

*「食べているのに太らない」と言っている人の傾向

たしかに、1回の食事で食べる量が多い人の中には痩せている人がいる。

しかし、この傾向の人の中にはお腹が空くまでなにも食べないでも平気という人が非常に多い。1日1食や2食でも全然平気なので1日の総摂取カロリーは実はかなり少ない。

 

また、食べているのに太らないと言っている人の中には、食べることにそれほど関心のない人が多い。

牛丼屋に行って特盛りなどの食べているにも関わらず痩せている男性は、食べ物に関して薀蓄を語ることもなく、旅行や出張で地方に行っても普段どおりのチェーン店でご飯を済ませる人が多い。しかもこのような人は1日1食でも全然平気。

このような食べ方が健康的かどうかは別として、この部類の人の中には食べることにあまり執着がなく、結果的に太らない人がいる。

 

さらに、みんなで飲み会に行き、全員が同じ会費5000円を払うシステムであるにもかかわらず、サワーを飲んでタバコを吸いながらおしゃべりしている人も太っていない人が多い。

せっかく平等にお金を払わされるのに、食べ物を食べてモトを取ろうという意識が薄い人は太りにくい。

 

つまり、「食べているのに太らない」と言っている人の中には、食べ物やお金に執着しない人が多くいる。


5、基本コンセプト⑤―肉や揚げ物は厳禁?-

肉や揚げ物のような高カロリー食が食べたくなったら、あえて我慢するのではなく食べる。

 

ただし、こういった高カロリー食を食べるときほど「具だくさんスープ」も一緒に食べる。

そうすれば、この「具だくさんスープ」でお腹が満たされ、肉や揚げ物はそんなに量が食べられない。これにより、肉や揚げ物を食べる量が減ることにより、カロリー摂取過多を防ぐことができる。

 

例えばとんかつや焼肉を食べたくなったら、我慢せずにその欲求に従う。

しかし、このような高カロリー食を食べるときほど、具だくさんスープも一緒に食べる。具だくさんスープをどんぶりで食べれば、必然的にこれだけでかなりお腹が膨れるため、とんかつや焼肉を食べる量が減ることになる。

→もし焼肉屋に行くのなら、野菜たっぷりの海鮮チゲや豆腐チゲが注文できる店に行く。これらのスープ類でまず胃を満たし、その後に肉を食べるようにする。

 

なお、テレビ番組やダイエット本などでも最近よくいわれるように、数日かけてのカロリー調節はとても有効。

つまり、ある日に焼肉やトンカツ、揚げ物でカロリーを取りすぎたら自己嫌悪に陥ったりヤケになってダイエットを止めてしまうのではなく、その後数日間の摂取カロリーをいつもよりさらに少なめにし、週間単位での摂取カロリーを抑えればよい。

 

食べ過ぎた後の摂取カロリーを抑える役割をこの「具だくさんスープ」に担わせれば、週間ベースでの摂取カロリーを抑えることが容易になる。

つまり、カロリーを摂取しすぎたと思ったら、その後数日は具だくさんスープを食べる回数を増やす。また、数日後の焼肉屋や飲み会にいくことがわかっていたら、その日まで数日間も具だくさんスープを食べる回数を増やし予め摂取カロリーを抑えておく。

 

その意味でもこのダイエット法はダイエットの継続に適している。