簡単に断食できるって本当?鍼(はり)ダイエット体験記

鍼治療で1ヶ月断食→ダイエット効果が凄すぎた

世の中には数え切れないほどのダイエットがありますが、「痩せた」「痩せない」は個人差がありますよね。
ただ、私が体験した”鍼(はり)ダイエット”はどんな人でも痩せると断言します。なぜって、断食するので痩せないはずがありません!それにしても鍼の何がすごいって、本当に断食できちゃうんですよね・・・それも約1ヶ月も。さすが中国四千年の歴史、東洋医学の奥は深すぎます。
ダイエットの禁じ手ともいえる「断食」
理由を考えるまでもなく、リバウンドしないはずはないし、恐ろしくカラダに悪いので(私の知る限りですが)堂々と断食を推奨するダイエット法には出会ったことがありません・・・でした。ところがあったのです。それも都心のど真ん中に。
決しておすすめするわけではないので、場所を含めてお店の詳細はぼかしますが、実際に私が1ヶ月でものすごく痩せた実体験をレポートしたいと思います。何キロ痩せたかは最後に報告しますのでお楽しみに。ちなみに、断食はあなたが想像するよりも過酷ではなく、それなりに理にかなっている方法であることを最初にお伝えしておきますね。

予約殺到!鍼で美顔や不妊治療も

場所は都内の一等地にある、雑居ビルの一角です。
その店は鍼治療を専門にマッサージ等を施術する”鍼灸治療院”だと聞いていたので、なんとなく整体や整骨院をイメージしていたのですが中国の王宮を連想させる店内には松葉づえや車椅子に乗った患者さんは1人もおらず、身なりのよい婦人や派手なメイクの若い女性ばかりが順番待ちをしていました。

あとでわかったのですが、顔のツボなどを鍼で刺激して美容手術なしのリフトアップ効果が期待できる美顔コースや、不妊治療なども人気なのだそうです。鍼すごい!
お灸の心地よい香り漂う中で受付を済ませると、カーテンで区切られた治療室に通され、そこで施術着に着替えて待ちます(着替えなくてもいいそうです)。
さて、施術はお灸から。といっても日本のものではなく、何十本かの細いお線香をまとめ太い棒のようになった中国式のものを使用します。
これで頭のてっぺんからつま先まで炙ってくれると、あっという間に体温が上昇して汗が滲んできて、とても気持ちいい・・・。
たまに後頭部付近からチリチリと焦げ臭いにおいが漂ってくることもあるのですが、その程度で腹を立ててはいけません。だってこの後は鍼(はり)で全身串刺しにされるのですから!

ちょっとだけ鍼について解説

このあとはいよいよ鍼が登場となるわけですが、その前に少し解説を。
読み方は同じですし、形状も似ていますが針と鍼は違います。鍼灸師が治療につかう直径0.2ミリほどの細い針を「鍼」と書き、これで症状にあわせた全身のツボを刺して刺激します。
これが、なぜ様々な症状に効くのかを調べてみると、公益社団法人東洋療法学校協会様のサイトに説明がありました。

鍼灸は体表(皮膚、筋肉)に分布する感覚神経を刺激し、中枢神経系(脳、脳幹、脊髄)を介して作用すると考えられています。
(中略)鍼灸治療では、病気の発生部位から遠く離れたツボを刺激することがあります。例えば、歯痛のときに手のツボを使用して痛みを軽減しますが、その説明は前述したように中枢神経系を介した鎮痛機序を考えれば容易に理解できます。しかし、それだけでは説明できない効果もたくさんあります。

・・・まとめますと、「よくわからないけど効く」ということかと。
大丈夫、実は全身麻酔だって理屈がよくわかってないけど効くことは間違いないわけですから。絶対大丈夫!

鍼は意外なほど痛くない

いよいよ鍼が刺されます。
痛くないのか、血はでないのかと恐ろしくなりますが、痛くもなければ血もでません。実は私も鍼は初体験で少し怯えていたのですが、想像していたものと全然違いました。ただし全く何も感じないわけではなく、鍼を刺される時の感覚を表現すると「輪ゴムを少し引っ張ってパチンと肌に当てた感じ」でしょうか。
さあ鍼を刺されるぞ、と身構えていたのに、拍子抜けしたというか、ホッとしたというか。

ああこんなもんかと胸をなでおろしたのも束の間、ふと気が付くと私の全身に無数の鍼が突き刺さっていました。人間剣山です。
顔、そして頭にも鍼を打たれながら、こんなにトゲトゲしたものが全身に刺さるなんて、幼少期に祖母が育てていたサボテンの鉢を誤って破壊したとき以来だな、なんてことを思い出しながらボンヤリしていたのですが、いつの間にやら寝てしまったようです。
おそらく20分ほど経過したのではないかと思います。
目が覚めると、鍼灸師の先生が私に突き刺さっていた鍼を手際よく抜いているところでした。
この時の治療は、胃の働きを鈍くするとか胃酸の出方を抑えるとかの消化器系のツボをいくつか刺激して、空腹を感じにくくするもの。そしてここからが「断食・鍼ダイエット」の説明です。

絶食のスケジュール

残念ながらこの治療院のメソッドは公開できないのですが、この後のダイエット過程を公開します。
こうして書き起こすと壮絶なので治療院としてはありがたくないと思いますが・・・。(※怒られたら削除します)

  • 鍼治療当日から数日間は完全に断食します。水はOKだがなるべく控える。
  • 5日~7日ごとに治療に訪れ、経過を見ながら鍼治療を繰り返す。
  • 自分でダイエット期間を1ヶ月と設定する場合、4週間ほど経ったころから、回復食のようなものをスタート。
  • 「回復食のようなもの」と書いたのは、レタス1枚とかスライスしたキュウリ数枚とか、鈴虫のエサ的なものしか口にできないからです。
  • それなのに、久しぶりの固形状の食事が何とも美味しく感じられます。
  • 段階的にお米をひとつまみだけ入れたおかゆ(調味料なし)と進んでいき、7日から10日ほどかけて通常の食事に戻していきます。
  • この後の暴飲暴食がリバウンドを招くので、以後も治療に通って食欲をコントロールする
  • 同時に筋トレもスタート(そこまでは指導してくれないので自分でジムに通うなど)
  • すこし筋肉が戻り、鍼がなくても食欲に負けることがなくなれば卒業

実際に絶食をやってみて

週末のプチ断食の経験はあったのですが、今回のようにほぼ1ヶ月は当然はじめて。たぶん途中でギブアップするだろうと思っていました。
ただ、鍼の効果なのか食欲が爆発することはありませんでした。とはいえ鍼の効果切れが近づいてくるとさすがに頭の中は食べ物以外に何も考えられない状態になり、街で焼き鳥屋さんの煙に鼻腔をくすぐられたときは発狂寸前まで追い込まれましたが、つらかった記憶はそれくらいです。

食欲はどうにかなりましたが、体調はどんどん悪くなり、開始から10日間ほどは危険を感じました。
糖分不足からか短期の記憶力が低下します。朝起きると頭痛がします。足が震えて力が入らず、階段が上がれなくなってしまいます。
自分の明らかな衰弱を感じ、このまま続けて大丈夫だろうかと心に迷いが生じたのはこの頃でした。
それでも続けられたのは、どれも鍼灸師の先生にあらかじめ教えてもらっていた症状であり、この後は体内の調整が完了するので、一気に楽になるというお話しを聞いていたこと、
「今やめるなんてもったいない(治療費が)」という貧乏根性が支えてくれたのだと思います。この苦しい10日間を過ぎた時点で、すでに4キロ以上痩せていました。
ここから先は鍼灸師の先生が予言した通り、嘘のように体調が戻るといつも通りの日常生活に。カラダが完全に省エネモードに切り替わったのだと思います。
このころは「お腹がすいた」ではなく、「ワカメが食べたい」と感じていました。
大好きなお肉やチーズより、ミネラルが摂りたいからワカメ。おそらく生まれて初めての感覚でしたが、カラダの欲求だったのでしょう。
まだ断食中でしたので、せっかくの欲求も残念ながら却下となりましたが・・・。

鍼治療で絶食ダイエットの結果

長くなりましたので、結果発表します。
元の体重は公表しませんが、ダイエット完了時で-8.3キロ。その後、約2ヶ月が経過した今は-6.0キロをキープしています。
断食・鍼ダイエットによって胃が小さくなったのか、それとも空腹感になれたのか、特に意識していませんが食事量が以前より減って間食はしなくなっています。
また、このダイエットは脂肪はもちろんですが、筋肉も落ちるので主に下半身の筋トレを地道に続けています。まんまとリバウンドして、あの苦労を水の泡にすることなどできるはずがありません(笑)!
ついでに付け加えると、お財布もダイエットする羽目になりました(涙)。
以前の洋服がすべてオーバーサイズになってしまったので、ほぼ全部を買い替えることに。嬉しさ半分、悲しさ半分です。
おまけに、今回通った鍼灸院は全国のお客さんが予約が集まる人気店で、有名な女性タレントや芸能人の方も通っているため、施術代はお高め。回数券などの割引を利用しないと1回あたり8,000円が必要になります。
ただ、食欲のコントロールのほか、ダイエット中の体調の変化などの健康面もチェックしてくれるので、コンサルティング代も込みだと考えれば安いと断言できます。
もし「短い期間で着実に痩せたい!」という場合は、何十万円もするダイエット専門ジムに通うよりも鍼がよいのでは、と思っています。
密室で鬼コーチに監視されてハードな筋トレなんて、メンタル弱めの私には絶対耐えられませんから。

最後に

はじめにも書きましたが、断食・鍼ダイエットは短期間で結果が出ることは自信を持って保証できますが、人によっては健康面の負担が大きいです。
「健康的に、ゆっくり痩せる」というダイエットの原則とは真逆の方法の荒療治といえるでしょう。記事に店名など具体的な情報をあえて載せなかったのはこうした理由からですが、どうしても興味があるという方はメールでちゅら事務局までお問合せ下さい。