乳製品不使用の生クリームを自宅で簡単に!このココナッツミルクの生クリームは乳製品不使用なのに見た目も味も質感も普通の生クリームそのもの!でもココナッツミルクで作るからどうしてもココナッツミルクの味がするんじゃないの?と思いがちですが、それが驚くほど全然しないんです。その上、作り方は至って簡単!ココナッツミルクの缶を冷蔵庫で冷やして脂肪分と水分を分離させたら、固まった脂肪分だけをすくい出して甘味料とバニラエッセンスとともに泡立てるだけ!普通の生クリーム同様に使えますし、ちゃんとパイピングも出来ちゃうんです!乳製品を一切使わないので、生クリーム好きのヴィーガンの方や乳製品アレルギーをお持ちの方の救世主。自分で作れば市販の植物性ホイップと比べて添加物もゼロで安心!これで乳製品アレルギーのお子さんの誕生日ケーキにも生クリームを飾れますよ!

*いつもはローフードレシピをご紹介していますが、このレシピで使うココナッツミルクの缶は低温殺菌されているため、ローフードではなく、ビーガンレシピになります。ローのバージョンも現在テスト中ですが、今回ご紹介しているビーガンレシピの方が材料も手に入りやすく(生のココナッツは日本では手に入りにくいですし、値段も高価)、作り方も簡単なので、このレシピの方がオススメです。

では早速作り方に入る前にまずは主原料、ココナッツミルクの説明から入りましょう。ココナッツミルクの缶詰には様々な種類がありますが、ご購入の際の注意点が2つあります。1つは低脂肪(ライト)のものでなく、必ず普通の全脂肪のココナッツミルクを選ぶこと。


もう一つは原材料にグァーガム (guar gum) が入っていないかチェックする事。グァーガムはグァー豆から作られた増粘剤でココナッツミルクの脂肪分と水分の分離を妨げる成分。ココナッツミルクの分離は生クリームを作る上での肝。脂肪分と水分を分離させて、脂肪分だけを掬い取って泡立てる事によって濃厚な生クリームにホイップ出来るんです。脂肪分と水分がうまく分離しないと、水分が多すぎて泡立ちが悪く、緩いクリームにしかならないんです。そのため分離を妨げるグァーガムは天敵。アメリカのココナッツミルクの缶でも以前は使われていなかったので簡単に分離したんですが、ここ最近ほぼ全てのブランドがグァーガムを使うようになってしまいました。その代わり最近新しく販売され出したのがココナッツクリームなるもの(上の写真右と下の写真右)。ココナッツミルクを分離させた時の脂肪分(クリーム)を詰めたもの。ココナッツミルクを自分で分離せずにココナッツクリームを最初から買えと言いたいようです。現在アメリカでは大抵のココナッツミルクの缶にはグァーガムが使われている状況なので、ココナッツクリームの缶を使ってください。ココナッツクリームはココナッツミルクより厚ぼったい分、成功率も増すのでオススメ。最近では日本でもココナッツクリームの缶が販売されているで、もしココナッツクリームが手に入るようならココナッツミルクの代わりに使ってください。


ココナッツミルクを1缶用意したら、冷蔵庫で一晩冷やします。これは一番重要なステップですので、絶対にスキップしないでください。ここでしっかりココナッツミルクを冷やさないと脂肪分と水分が分離しません。一晩以上冷やして、生クリームを作る直前まで冷蔵庫に入れておいて下さい。ちなみに生クリーム用のココナッツミルクの缶を数缶冷蔵庫に入れっぱなしにしておけば、いつでもすぐにココナッツミルクの生クリームを作れますよ!缶が冷えたら、泡立てに使うボウルを冷蔵庫に入れて15分程冷やします。ボウルを冷やしている間に、泡立て器、お好みの甘味料、バニラエッセンス、あればタピオカフラワーもしくは葛粉、寒天粉を用意しておきましょう。ボウルが冷えたら、ココナッツミルクの缶を冷蔵庫から取り出します。分離した2層が混ざらないように、缶をあまり揺らさずにそっと取り出してください。分離が成功していると、缶を開けると、このように上に脂肪分の層が冷えて固まっていて、その下に水がある状態で2層になっています。ここでクリームを掬い出す方法には二通りあります。1つ目は普通に缶を開けて、写真下のようにスプーンですくい出して冷えたボウルに入れる方法。写真左下のように固まった脂肪分のクリームはドロっとした白い塊になっているか、写真右下のように硬く固まった塊になっています。スプーンでそっと白い部分だけすくい出し、水をなるべく混ぜ込まないように注意してください。


もう一つの方法は缶の上下をひっくり返してから蓋を開ける方法。缶をひっくり返す事によって、白い脂肪分のところが缶の底に、上は水の部分になります。こうすると簡単に上の水だけを注ぎ出し、白い脂肪分のクリームだけを残せます。この水は捨てずに取っておいてスムージーに入れたり、ジュースに入れてもOK。いずれもお好きな方法で白い脂肪分のクリームを取り出して下さい。
*お宅によっては冷蔵庫の設定温度が低く、ココナッツミルクを出したらコチコチに硬くなってしまっていて泡立てられない場合があるそうなので、その場合はそのまま泡立てられる硬さになるまで15分から30分ほど解凍してからお使いください。


さてグァーガムの入っていない缶をちゃんと選んでも、分離が上手くいかなず、開けてみるとしっかり2層に分離していない、ハズレの缶も当たってしまう事もあります。下の写真のような(わかりずづらいですが)、冷やしても分離せず、単なるココナッツミルクのままの状態のものから、中途半場に少しだけまだらに分離していたりと、ハズレの場合ははっきり分離していないため、脂肪分のクリームを上手くすくい出せません。ココナッツミルクが悪くなってるとかでは無く、単にしっかり分離しないものにたまたま当たってしまう事があるんです。これは完全に運なので、この生クリームを作る頻度が増えるほど、ハズレにもいつか当たってしまうでしょう。私も実際何回かハズレに当たった事もあります。絶対に完璧な生クリームを作りたい時には予備用に数缶買って一緒に冷やしておくと良いでしょう。又、ココナッツミルクの代わりにココナッツクリームが手に入ったらココナッツクリームを使うと成功率が上がりますよ。でもハズレの缶しかない時や、グァーガム入りのココナッツミルクしか見つからない時でも生クリームを何とか作れるのでご心配なく!やり方は後程ご紹介しますので、ひとまずココナッツミルクの分離に成功した場合の作り方に戻りましょう。


冷えたボウルにすくい出したクリームを入れたら、泡立て器かハンドミキサーで泡立て始めます(ココナッツミルク、クリームに含まれるココナッツオイルの融点は24℃と低いので、もし高温多湿の地域にお住まいでしたら空調のきいた部屋で作ってください)。ある程度泡立ってきて、6分立ちくらいになったら、粉砂糖やメープルシロップなどのお好みの甘味料、バニラエッセンスを加えます。ここでタピオカスターチ、もしくは葛粉も足すと、後々冷蔵庫に入れて長期保存した時に形が崩れにくくなりますよ。更に泡立てて、角が立つようになったら完成!すぐに召し上がらない場合は密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫から出して使う時には、冷えて少し硬くなっているので、再度柔らかくなるまで少し泡立て器で泡立ててからお召し上がりください。冷蔵庫で保管すればなんと2週間も持つんですよ!


さて、ここで先ほどお話しした、ココナッツミルクが上手く分離しなかったハズレの缶や、グァーガム入りのココナッツミルクで生クリームを作る時の泡立て方をご紹介します。ハズレの缶やグァーガム入りのものは要は水分が多すぎて、質感がゆる過ぎるのが問題。そのままだと緩すぎて泡立ちが悪く、いくら泡立てても角が立ちません。そこを何とか救ってくれる救世主が先ほども出てきたタピオカスターチ、もしくは葛粉。このいずれかを入れることによって、余計な水分を吸収してくれて泡立ちを改善してくれます。これで泡立てるだけでしっかり角が立って問題ない時もありますし、これだけでは事足りず、泡立ても6分立ちに留まり、なかなか角が立たない時があります。その場合はハンドミキサーを止め、一旦冷蔵庫で2、3時間冷やしてください。こうする事によって冷蔵庫の中で生クリームが少し硬くなるので、取り出して再度泡立てると角が立つようになります。冷やせば冷やす程、角が立ち易くなるので、生クリームの緩さによって冷やす時間を調整してください。


これでココナッツミルクの生クリームの完成!驚くほど普通の生クリームそのものですよね?普通の生クリームの様に何にでもお使いください。使い道は無限大!勿論、ケーキに塗って、パイピングしてデコレーションも出来ますよ。このようにヘルシーなグラノーラパフェにしても最高!


メイソンジャーに入れてたら、ジャーパフェに!学校や会社でも美味しくてヘルシーなパフェを楽しめますよ。


この乳製品ゼロのココナッツミルクの生クリームは美味しすぎて、万能すぎて、1度作ったらココナッツミルクの缶を常備したくなる事間違い無し!是非お試しください。

乳製品不使用!ココナッツミルクのホイップクリーム
 
浸水時間(短縮OK)
8 時間
調理時間
10 分
合計時間
8 時間 10 分
 
著者: 坂田真理子
料理分野: ヴィーガン(ビーガン)、グルテンフリー、アレルギー対応
分量(何人分): 6
材料
  • ココナッツクリーム、もしくはココナッツミルク 1缶
  • メープルシロップ、粉砂糖、ココナッツシュガーなどお好みの甘味料 大さじ2〜3
  • バニラエッセンス 小さじ1/2
  • タピオカスターチ、もしくは葛粉(粉状のもの) 小さじ1/2
  • ( ↑ ココナッツミルクが上手く分離しなかったハズレの缶やグァーガム入りのココナッツミルクを使う場合は小さじ3/4〜1)
作り方
  1. 正しいココナッツミルクの缶を選ぶ。低脂肪(ライト)のものでなく、必ず普通の全脂肪のココナッツミルクを選び、原材料にグァーガム (guar gum) が入っていないものを選ぶ。ココナッツクリームが手に入るならココナッツクリームを使う。
  2. ココナッツミルク(もしくはココナッツクリーム)を1缶用意したら、冷蔵庫で一晩冷やす。これは一番重要なステップですので、絶対にスキップしないでください。ここでしっかりココナッツミルク(もしくはココナッツクリーム)を冷やして脂肪分と水分を分離させ、濃厚な脂肪分だけを取り除き、泡立てる事によって生クリームを作る事が出来る。一晩以上冷やして、生クリームを作る直前まで冷蔵庫に入れておく。
  3. 缶が冷えたら、泡立てに使うボウルを冷蔵庫に入れて15分程冷やす。ボウルを冷やしている間に、泡立て器、お好みの甘味料、バニラエッセンス、あればタピオカフラワーもしくは葛粉、寒天粉を用意しておく。
  4. ボウルが冷えたら、ココナッツミルク(もしくはココナッツクリーム)の缶を冷蔵庫から取り出す。分離した2層が混ざらないように、缶をあまり揺らさずにそっと取り出す。分離が成功していると、缶を開けると、上に白い脂肪分のクリームの層が冷えて固まり、その下に水がある状態で2層になっている。缶を開けて、スプーンでそっと上の白い部分だけをすくい出し、冷えたボウルに入れる。ここで缶を開ける前に上下をひっくり返してから開けて、上に来た水の部分を注ぎ出してもOK。下に残った白い部分を取り出す。
  5. *グァーガムの入っていない缶を選んでも、分離が上手くいかなず、開けてみるとしっかり2層に分離していない、ハズレの缶も当たってしまう事がある。冷やしても分離せず、単なるココナッツミルクのままの状態のものや、中途半場に少しだけまだらに分離したハズレの缶に当たると、脂肪分のクリームを上手くすくい出せない。これはココナッツミルクが悪くなってるとかでは無く、単に分離しないものにたまたま当たってしまっただけ。絶対に完璧な生クリームを作りたい時には予備用に数缶買って一緒に冷やしておくと良い。ハズレの缶しかない時や、グァーガム入りのココナッツミルクしか見つからない時はココナッツミルクが上手く分離しなかったハズレの缶や、グァーガム入りのココナッツミルクで生クリームを作る時の泡立て方:へ進む。
  6. 泡立て器かハンドミキサーで泡立て始める。
  7. ある程度泡立ってきて、6分立ちくらいになったら、粉砂糖やメープルシロップなどのお好みの甘味料、バニラエッセンスを加える。ここでタピオカスターチ、もしくは葛粉も足すと、後々冷蔵庫に入れて長期保存した時に形が崩れにくい。
  8. 更に泡立てて、角が立つようになったら完成。*全て工程通りに行っても生クリームが緩い時はタピオカスターチか葛粉を小さじ3/4〜1入れて、ココナッツミルクが上手く分離しなかったハズレの缶や、グァーガム入りのココナッツミルクで生クリームを作る時の泡立て方:の手順を参考にする。
  9. すぐに召し上がらない場合は密閉容器に入れて冷蔵庫で保存する。冷蔵庫から出して使う時には、冷えて少し硬くなっているので、再度柔らかくなるまで少し泡立て器で泡立ててから使う。保存期間:冷蔵保存で2週間。
ココナッツミルクが上手く分離しなかったハズレの缶や、グァーガム入りのココナッツミルクで生クリームを作る時の泡立て方:
  1. 一晩冷やしても分離しなかったココナッツミルクを冷えたボウルに注ぎ入れる。お好みの甘味料、バニラエッセンス、多めの量のタピオカスターチ、もしくは葛粉を入れてハンドミキサーで泡立てる。*これでもまだ緩すぎる場合は、タピオカスターチか葛粉を少量ずつ更に足していって最大大さじ3〜4まで入れてもOK。
  2. 多めの量のタピオカスターチや葛粉では事足りず、泡立ても6分立ちに留まり、なかなか角が立たない時はハンドミキサーを止めて、一旦冷蔵庫で2、3時間冷やす。こうする事によって冷蔵庫の中で生クリームが少し硬くなり、取り出して再度泡立てると角が立つようになる。冷やせば冷やす程、角が立ち易くなるので、生クリームの緩さによって冷やす時間を調整する。
コツ • ポイント
グァーガム (guar gum) はグァー豆から作られた増粘剤でココナッツミルクの脂肪分と水分の分離を妨げる成分。ココナッツミルクの分離は生クリームを作る上での肝。脂肪分と水分を分離させて、脂肪分だけをすくい取って泡立てる事によって濃厚な生クリームにホイップ出来ます。脂肪分と水分がうまく分離しないと、水分が多すぎて泡立ちが悪く、緩いクリームにしかなりません。そのため分離を妨げるグァーガムは天敵。アメリカのココナッツミルクの缶でも以前は使われていなかったので簡単に分離したんですが、ここ最近ほぼ全てのブランドがグァーガムを使うように。その代わり最近新しく販売され出したのがココナッツクリームなるもの。これはココナッツミルクを分離させた時の白い脂肪分のクリームを詰めたもの。在米の方は大抵のココナッツミルクの缶にはグァーガムが使われている状況なので、ココナッツクリームの缶を使ってください。ココナッツクリームの缶をお使いでもココナッツミルクの缶をお使いの時と同様に一晩しっかり冷やしてくださいね。ココナッツクリームはココナッツミルクより厚ぼったい分、成功率も増すのでオススメ。最近では日本でもココナッツクリームの缶が販売されているで、もしココナッツクリームが手に入るようならココナッツミルクの代わりに使ってください。

生クリーム用のココナッツミルクの缶を数缶冷蔵庫に入れっぱなしにしておけば、いつでもすぐにココナッツミルクの生クリームを作れますよ!

お宅によっては冷蔵庫の設定温度が低く、ココナッツミルクを出したらコチコチに硬くなってしまっていて泡立てられない場合があるそうなので、その場合はそのまま泡立てられる硬さになるまで15分から30分ほど解凍してからお使いください。

ココナッツミルク、クリームに含まれるココナッツオイルの融点は24℃と低いので、もし高温多湿の地域にお住まいでしたら空調のきいた部屋で作ってください。

ココナッツミルクの脂肪分と水分が分離した時の水は捨てずに取っておいてスムージーに入れたり、ジュースに入れてもOK。

完成したココナッツミルクの生クリームは味も見た目も質感も普通の生クリームそのもの!普通の生クリームの様に何にでもお使いください。ケーキに塗って、パイピングしてデコレーションも出来ますよ。ヘルシーなグラノーラとフルーツのパフェにしても◎
3.4.3177

 

Reader Interactions

Comments

  1. はじめまして。
    こんな詳しく、味のレポート付きのありがたいブログに出会えて良かったです。
    乳製品アレルギーの娘にと思って検索していました。

    現在海外に在住のためココナッツミルク、ココナッツクリームとすぐに手に入るのでお聞きしたいのですがよろしくお願いします。
    ココナッツクリームの方が生クリームを作りやすいとありますが、その時も普通の生クリーム同様冷やしたりした方がいいのでしょうか?
    また、砂糖をいれるタイミング、ユルイ場合はタピオカ粉をいれるなどありますか?

    • 国崎さん、

      初めまして、コメントありがとうございます。そして当ブログをご覧くださりありがとうございます。お嬢様が乳製品アレルギーでいらっしゃるんですね。それでしたらココナッツ生クリームが質感も味も一番生クリームに近い仕上がりになるので是非!又、私の掲載しているレシピは全て卵、乳製品、グルテン不使用ですので、他のレシピも宜しければご覧ください。

      ココナッツクリームでも一晩冷やす事をお勧めします。ココナッツクリームだとハズレの缶の確率がかなり減るんですが、メーカーによってたまに良し悪しがある様なので、初めて挑戦される時は万が一ハズレに当たる場合を考えて一応2缶ほど買って冷やしておくと良いと思います。人によっては冷蔵庫の設定温度が低く、ココナッツミルクを出したらコチコチに硬くなってしまって泡立てられない場合があるそうなので、その場合はそのまま泡立てられる硬さになるまで15分から30分ほど解凍してからお使いください。砂糖、バニラエッセンスは6部立程度の状態で入れて、冷蔵庫で長く保管したりケーキに塗ってデコレーションをされる場合はタピオカスターチで水分をとっておくとデコレーションを更にし易くなりますよ。ココナッツオイルの融点は24℃と低いので、もし高温多湿の地域にお住まいでしたら空調のきいた部屋で作ってください。
      他にも何か質問などございましたら遠慮なくきいてくださいね!

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Rate this recipe:  

  • 前の記事
  • トップ
  • 次の記事