酸っぱいニオイがする体臭の原因と対策
2017年2月10日
体臭には、脂っぽいニオイやポマードのようなニオイ、雑巾のようなニオイなどさまざまなニオイがあります。
中でも、酸っぱいニオイは普段よく嗅ぐのではないでしょうか。汗臭さの代表的なニオイであり、よく満員電車の中ではこのニオイがしていますね。そんな酸っぱい体臭には、汗の酸化や雑菌の繁殖以外にも原因があります。
酸っぱい体臭の原因
もともと汗はほとんどニオイがありませんが、酸っぱいニオイを放つ体臭の場合は、汗自体に多くのアンモニアを含むようになることで汗そのものが臭うようになります。要因は血行不良と肝機能の低下によって体内のアンモニア濃度が高くなるからです。
血行不良による酸っぱい汗
普段、体はTAC回路という酸素を使った完全燃焼系によって、食事で得た栄養分をエネルギーに変換しています。しかし、血行不良になると、汗腺などの消耗組織への酸素供給が減少して酸素不足になります。すると、体は酸素を使わない解糖系という不完全燃焼系によってエネルギーを供給することになります。解糖系では副産物として疲労物質の乳酸が発生し、一緒にアンモニアも生成されます。その結果、アンモニアが入った臭い汗が発汗されてしまうのです。
血行不良による酸っぱい汗は、体に酸素不足を起こす過度な運動やストレス、食事制限のみの間違ったダイエット、運動不足による汗腺機能の低下などが要因になります。
この汗は、アンモニアを多く含むので、肌環境を雑菌が繁殖しやすい弱アルカリ性にしてしまいます。アルカリ性に傾いた環境は雑菌にとって繁殖がしやすい環境です。そのため、汗をかいたら早めに拭き取るなどして対処しなければニオイが直ぐに発生してしまいます。とてもニオイが生まれやすい汗といえるでしょう。
特に食事制限のみの間違ったダイエットによる体臭には注意が必要です。悪化すると甘酸っぱい臭いがするようになります。これは、糖尿病と同じケトン体という物質が原因です。そのまま放置すると、呼吸や息が臭くなり、自律神経やホルモンバランスが崩れ、さまざまな体の異常をもたらします。この状態になると、食生活を改善しても臭いが後まで残る恐れがあります。
肝機能の低下による酸っぱい汗
アンモニアは体内でタンパク質が分解されたときに生成され、通常は肝臓で無毒化して体外に尿として排出されます。しかし、肝機能が低下すると分解しきれずに残ったアンモニアが血中に混ざって全身をまわります。するとその血液が汗腺に届いてアンモニア濃度が高い汗を発汗するようになるのです。
肝機能の低下による酸っぱい汗が発生する主な要因は以下のような生活習慣です。
- 疲労を溜めている
- ストレスを溜めている
- 暴飲暴食をしている
- 喫煙をしている
- 便秘がち
- 睡眠不足が続いている
中でも、もっとも影響があるのは便秘と言えます。便秘によって腸内環境が悪化して肝機能を低下させるからです。その場合、酸っぱい汗だけでなく口臭もクサくします。
糖尿病である場合も
糖尿病の人も酸っぱいような体臭を放ちます。糖尿病は、血中の糖分が多くなります。このようなことが起きるのは、体内のインスリンが減少したり働きが弱くなることで、糖の代謝が悪くなり、血中のブドウ糖が増えるからです。
血中の糖分が多くなると、体臭が甘いようなニオイを放つようになります。このニオイの正体はアセトンです。糖尿病のように糖の代謝に異常がある場合、体は糖の代わりに脂肪をエネルギーとして使うようになり、その時にケトン体が作られて血液中でアセトンに変わります。このアセトンを含んだ血液が全身をまわって体臭が甘酸っぱいニオイになるのです。
糖尿病には、体臭の他にも以下のような初期症状があります。
- 異常に口が乾く
- 排尿の回数が多く、尿が泡立つ
- 体重の減少
- 疲れやすい
疲れやすい以外は、周りの人が気づくほど分かり易く症状が現れるそうです。糖尿病の疑いがある場合は、早急に医師の診察を受けましょう。
酸っぱいニオイがする体臭の予防と対策
糖尿病の疑いがある場合は医師への診察をするしかありませんが、それ以外の血行不良と肝機能低下が原因の場合は予防を心がけましょう。
有酸素運動を心がける
マラソンやウォーキング、サイクリング、ヨガなど酸素をしっかり取り入れる有酸素運動を心がけましょう。もし普段の運動が無酸素運動のような過度な運動であれば、有酸素運動に切り替えると酸っぱい汗をかきにくくなります。程よい運動は爽やかな印象を受けますが、それはニオイにおいても同じことみたいですね。
基礎代謝を低下させる間違ったダイエットを避ける
体に必要な栄養を取らずに痩せてもいいことはありません。代謝が落ちて逆に痩せにくくなりますし、体臭もクサくなります。なので、必要な栄養はしっかりと摂取して筋肉を付け、代謝を上げて痩せることが体にも体臭にもいいのです。
乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維などを積極的に摂取する
肝機能が悪化する原因には、腸内環境の悪化があります。肝臓と腸はお互いにいろいろなやり取りをしているからです(腸肝循環)。そのため、肝機能低下による酸っぱい体臭を防ぐためには腸内環境を整える必要があります。
消臭サプリを利用する
手っ取り早くニオイを消臭したい場合は、消臭力が高い体臭対策サプリを利用すると効果的です。
酸っぱいニオイ全般の臭い対策には「メンズデオ8400」
酸っぱい臭いや刺激臭、メチルメルカプタン系の消臭には、鉄クロロフィンナトリウムが有効だと言われています。この成分が使われているサプリはメンズデオ8400です。
代謝低下による酸っぱいニオイ対策には「アセッパー」
アセッパーは消臭だけでなく汗の発汗を抑え、汗の質を良くすることでニオイを弱くしてくれるサプリです。
消臭成分には柿渋や緑茶、整腸作用があるシャンピニオン、クロレラの4つが配合されており、高い消臭力があります。また、4つのポリフェノールによって、代謝低下によるにおう汗を予防します。そのためアセッパーは、汗っかきの方の汗対策や代謝低下による酸っぱい体臭の対策に向いています。
参考汗とニオイの対策サプリ!アセッパーの効果を徹底検証
入浴剤として酢を入れる
入浴剤として酢をいれて湯船に浸かることで、汗腺で発生する乳酸とアンモニアの発生を抑えられるといわれています。他にも殺菌効果や発汗効果があり、体臭改善効果も期待できるスグレモノなのです。
弱酸性の成分が入った石鹸を使う
アンモニアを多く含む汗はアルカリ性寄りなので、弱酸性の石鹸であれば中和してニオイを効果的に無力化できます。弱酸性の性質をもつ石鹸にはミョウバン入りがいいでしょう。ミョウバンは殺菌・消臭効果が高く、収れん作用もあるので体臭予防にもなります。
ただ、ミョウバン石鹸でもエデト酸 や赤色201号などの合成着色料、界面活性剤と言った刺激性の化学物質を使っている商品もあります。なので成分表を確認して出来るだけ天然成分の石鹸を選びましょう。
まとめ
酸っぱい体臭の原因は、血行不良や肝機能低下によって体内のアンモニアが増えることにあります。対策方法としていくつか紹介しましたが、根本を直すにはやはり食生活と適度な運動です。
これらは単純ですが実際に実践するのは難しいかもしれません。ただ、食生活はサプリを利用することでかなり負荷は軽減しますし、運動も普段の生活で意識するだけでも違ってくると思います。
また、糖尿病や過度に食事制限をしたダイエットはケトン体を増やして甘酸っぱいニオイになります。ダイエットの場合はそのダイエット法を見直しましょう。そして、もし糖尿病の疑いがある場合はできるだけ早めに医師に相談しましょう。